怖いコワい、アゴの骨折

アゴの骨折はプロスポーツの選手だけのことではありません。
アゴの骨折は、歯科口腔外科という診療科で診断と治療を行います。
多くの場合、転んだり、殴られたり、スポーツ事故、自転車・自動車事故などで何かに強く打ち付けた時に発生します。高齢者では、何もしなくても顎骨が自然に折れてしまうこともまれにあります。

日本口腔外科学会ホームページでは、下記のように注意を促しています。

顔が変形していたり、噛み合わせが異常だったり、痛みや腫れがひどくなってきたりした場合は、骨折なども疑われますので受診されることをお勧めします。
打撲を受けた部位をまず冷やしてください。腫れがひいて痛みもおさまればまず心配はないでしょう。

http://www.jsoms.or.jp/public/soudan/kao/kao01.html

さらに同学会の勧める治療法によれば、下記のように、多くの場合では緊急手術は必要ではないが、出血などを伴う場合は緊急の手術が必要と説明している。

以下、同ホームページの内容を要約した。

上あごの骨が砕けたり、折れたりするけがが、上顎骨骨折です。口があけにくい、噛み合わせがあわないといった症状がある時は X線写真やCT画像により、正確な診断を行う必要があります。 上あごの骨だけの骨折だけでなく、上あごの骨に隣接する骨(頬骨、鼻骨、口蓋骨の他、頭蓋底を構成する骨)の併発骨折を引き起こす場合が多くあります。 ほとんどの顔面骨骨折で緊急手術は必要ではなく、 1週間から10日以内に手術を行えば問題はありません。下顎骨骨折 (かがくこつこっせつ )口腔外科を訪れる顔面の外傷の中で最も多いのが下顎骨骨折です。基本的に内出血や顔面の腫れ、変形、痛みなどは、どの顔面骨折でも認められます。この他に特徴的な症状として、下顎骨骨折では噛み合わせの異常やあごの動きに異常が認められます。

かかりつけ歯科医の大切さについて

どなたでも内科や耳鼻科、皮膚科などのかかりつけの先生があると思います。
同じように歯科でもかかりつけ歯科医を持つことは、お口の健康と前進の健康を守るために大切なことです。
平成9年より厚生労働省などでも「かかりつけ歯科医」を保険制度として採用しました。

厚生労働省のホームページには下記のようないかめしい条文が書かれています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/igyou/igyoukeiei/tuchi/091226.pdf

-----以下引用-----
医療法の一部改正について
(平成9年12月26日)
(発健政第232号)
(各都道府県知事あて厚生事務次官通知)
医療法の一部を改正する法律は、別添のとおり平成9年12月17日法律第125号をもって公布されたところであるが、その改正の趣旨及び要点は左記のとおりであるので、御了知の上、管下市町村、関係団体等にその周知徹底を図るとともに、その運用に遺憾のないよう取り扱われたく通知する。
-----以上引用-----

高齢になるに従い、歯周病などで多くの歯が失われます。しかし、定期的に健診を受けながらきちんと予防管理を受けることで、歯を失わずにすむ場合もあるのです。

かかりつけ歯科医とは、患者さんの歯の健康を管理や指導を行う歯科医院のことです。

かかりつけ歯科医院では、下記のことを心がけるように始動されています。

治療について正確な説明する。
歯科医には治療の内容を説明する義務があります。
患者さんはその内容を納得し治療や予防を受けることになります。
これをインフォームド・コンセントといいます。

また口腔外科や小児歯科、矯正歯科など自分の専門領域外のことであれば、必要に応じて専門医や病院を責任をもって紹介をすることになっています。

基本的には歯科衛生士がいることが望ましいと言われています。

歯科医師の治療だけでなく、予防のプロである歯科衛生士による歯面研磨などが有効です。ご本人とご家族皆さんの歯や口腔内のことについてご相談下さい。

噛むことに重点をおいた食材

噛むことに重点をおいた食材食後にリンゴが良いと聞いた事はないでしょうか?それは食物繊維が含まれるものをよく噛む事で、食物繊維が歯ブラシの役割をして、歯の表面の汚れを落としてくれるからです。さらに食事中に取る食材でレタスなども良いとされています。
「噛む」事の一番の良さは、唾液が良く出るようになる事。1日に1500ccも分泌される唾液は、その流れで口の中を自浄する作用を持ちます。また食物中の酸を中和する作用で虫歯、歯周病の予防をしてくれます。
この秋、噛むという行為に注目した商品が出てきました。

一般の板状のガムと比べると固く、咬み応えがあります。噛んでいてもすぐに味がなくなる速さも一般のガムより長いです。
13分間ゆでる超極太そばも、のどごしするりではなく、噛まなければ飲み込めないと思います。日本人が好きなおせんべいも硬度を1から5までの数字で商品のパッケージに表示するものも出てきました。いづれにしても噛むという行為は全身の健康にとって良いことであるのは間違いないですね。

たばこによる健康被害のリスク

下記のグラフは喫煙者が非喫煙者と比べて、どのくらいがんにかかりやすいかを示したものです。

喫煙による標準化死亡比

疾病のリスクはがんだけではありません。たばこの煙に含まれる化学物質は4000種類を超えており、そのうち200種類が有害物質。心筋梗塞などの循環器系疾患や肺気腫をはじめとする呼吸器系疾患、消化器系の胃・十二指腸潰瘍など、実にさまざまな病気の誘因になる。歯周病もたばこが良くないとされています。歯周病はタバコを吸う人が大好きです。ニコチンは歯周病を撃退する物質を遮ってしまいます。妊婦が喫煙した場合は、低体重児、早産、妊娠合併症の比率が高くなります。
近年、特に問題になっているのが受動喫煙です。喫煙者のたばこの副流煙を、周囲の非喫煙者が吸ってしまう。喫煙者がフィルターを通して吸い込む主流煙よりも、この副流煙のほうがさらにタチが悪い。

たばこの葉が燃えて、煙が出る。主流煙はたばこの葉とフィルターをくぐって唇に届くが、副流煙はそのままダイレクトに空中にまき散らされる。有害物質をたっぷり含んでいて当り前なのである。酸性の主流煙と異なりアルカリ性なので、目や鼻の粘膜も刺激する。ヘビースモーカーも他人のたばこの煙はいやだと言いますが、気分の問題ではなく、実際にぴりぴりとした刺激があるのです。

出典:厚生労働省「喫煙と健康-きつえんと健康問題に関する報告書」

PMTCって?

歯周病の基本的な治療は、歯垢を取り除くこと(プラークコントロール)です。
歯磨きやPMTC、スケーリング・ルートプレーニングで歯垢や歯石を取り除くと、歯肉の炎症が回復して、歯周ポケットが浅くなり、歯周病菌が減ってきます。
歯科医師、歯科衛生士によって、歯垢、歯石を機械的に除去してもらうことをPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)といいます。
軽度の歯周病なら、正しい歯磨きとPMTCなどを続けていれば、完治します。

スケーリングとは歯周病菌の住処の歯石を除去すること
特殊な器具(超音波スケーラーや、ハンドスケーラー)を使い、目に見える範囲のプラークや歯石(プラークが石灰化したもの)を除去します。
術後しばらくは歯と歯の間に隙間ができたり、歯が長くなったように感じますが、これは今まで付いていた歯石が取れ、良くなった証です。

ルートプレーニングとは歯石を除去した後の根をツルツルにすること
スケーリング終了後、歯茎に隠れた部分まで丁寧に歯石を除去し、歯や根の表面を滑らかにします。
プラークや歯石は、歯肉に隠れた目に見えない部分にも溜まります。
歯根(ルート)面についたプラークや歯石、沈着物、死んでしまったセメント質などを特殊な器具(グレーシーのキュレットなど)で取り除いて表面をツルツルにし、再び汚れや細菌が付かないようにします。

PMTCではこんな器具を使用します。(ほんの一部です)

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機能性ガムの利用状況に関するアンケート

機能性ガムの利用状況に関するアンケート結果が出ていたので、グラフにしてまとめてみました。近年、食育に注目が集まる中、そしゃくの大切さへの認識が高まっています。「ガムを噛む」ことにより、そしゃく力を向上でき、「唾液の分泌を促す」、「消化を助ける」、「集中力の向上」など、健康的な生活に役立つといわれ、「ガムを噛む生活」が改めて見直されています。

国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナント株式会社と株式会社三菱総合研究所のデータです。有効回答者数2,167名のうち、機能性ガムを現在利用している人は約8割を占めています。

またその利用者は、口臭防止や虫歯予防など、はっきりした効果を期待して購入していることが分かりました。最近相次いで発売されている「ボトルタイプ」の商品が、ガム全体の消費量を押し上げていることが調査結果から見て取れます。(詳しくは出展元で確認してください)利用者は、歯のホワイトニング機能やダイエット機能など、従来の商品には無い様々な効能を求めており、メーカー側は、口臭防止や虫歯予防などの効果の枠にとらわれず、消費者の要望や期待を広く集めた商品を開発することが今後の課題であることがうかがえます。

◆口臭防止、虫歯予防以外にも、様々な効果を求める消費者の声は強い。

自由回答で今後どのようなガムが欲しいか質問したところ、特に多かったのが、歯のホワイトニング機能やダイエット機能。また「入れ歯に付かないガムが欲しい」といったガム自体の性能に対する要望も多く聞かれた。

機能性ガムを噛む目的として最も多いのは「口臭防止」で、全体の55.5%が回答している。次いで「虫歯予防(45.5%)」「眠気の防止(39.5%)」が続く。漫然とガムを噛むのではなく、はっきりとした目的を持って噛んでいる人が多いことが分かる。

<ガムの利用目的>

機能性ガムの利用状況に関するアンケート

出典:「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナント株式会社と株式会社三菱総合研究所

歯周病に組織再生治療

歯周病は、歯と歯ぐきの間にたまった細菌の塊によって炎症が起こる病気です。症状の進行によって歯肉炎と歯周炎に分けられます。歯周病治療は正しい歯磨きと細菌の塊や歯石を取り除くことなどが基本です。
歯肉炎なら基本治療でたいていは回復しますが、歯周炎となり、歯と歯ぐきの間に3ミリを超える溝(歯周ポケット)ができると専門的な治療が必要です。
 歯肉の奥に隠れている細菌の塊や歯石などを局所麻酔をしてかき出したり、細菌を死滅させる抗生剤などを歯周ポケットに注入したりします。
放置すれば歯周組織が徐々に失われ、歯が抜けてしまいます。5ミリほどの深い歯周ポケットになると外科手術になります。
歯肉を切開し、感染した歯の表面をきれいにする方法などがあります。通常の外科手術の場合、失った歯槽骨などの歯周組織は回復しにくいのに対し、手術後の歯周組織の再生を促す方法がGTR法です。
この方法はスウェーデンで開発され、80年代に臨床応用が始まりました。
日本でも90年代はじめに普及しはじめました。「歯周組織」を生み出す幹細胞が、成人でも歯根膜に眠っていることが分かってきました。
その細胞の力を高めることで、歯を支える骨や歯ぐきが再生するのです。
手術で傷んだ組織を取り除くと、空洞ができます。そのままだと、隙間を埋めようと表面の柔らかい歯肉が入り込み、歯槽骨等の再生を邪魔するので、歯肉が入り込まないよう合成繊維の特殊な膜で空洞を囲い、歯槽骨の再生を待ち構えるという方法です。
術後も「歯磨きが大切」海外の論文によると、通常の手術では歯周ポケットの減少量は平均3.4ミリなのに対し、GTR法を行った場合、平均4.5ミリという効果を示す報告もあります。
ですが、GTR法はすべての歯を救えるわけではありません。
歯槽骨の破壊の形が水平に広がっていたり、破壊が重度だったりすると、この手術方法を使えません。
治療結果も歯槽骨の破壊の形などによって差が出るといいます。術後は歯周組織の再生に数か月から1年かかるため、定期検査が欠かせません。
何より肝心なのは正しい歯磨きをして、細菌の塊や歯石を再び付着させないことが大切です。
同様の治療に、歯周組織の再生を促すたんぱく質を塗るバイオ・リジェネレーション法なども先進医療に認められています。
歯磨きで取りきれない歯周ポケットの歯石の除去など、半年に1回は定期検診に歯科医院に行きましょう。
毎日の基本は、食後3回、最低3分の歯磨き。毎日寝る前は細かくブラシを動かしながら歯と歯茎の間、歯と歯の間に毛先を軽く当てて、1本ずつたまっているものを取り除く。「食後の正しい歯磨きはどんなに最先端の治療もかないません。」

歯がなくなる原因のNo.1は歯周病!

虫歯は、自分で治す事はできませんが、歯周病の早い段階(歯肉炎)なら自分で治す事 ができます。

自分の口の中を、積極的に「自覚」してケアをすれば、ちゃんと良くなるのです!
糖尿病の患者さんの場合、歯周病がちゃんとコントロールされていないと、治療は困難 な状態になります。

日本人の糖尿病患者数については、平成9年11月に行われた糖尿病実態調査において、 糖尿病患者が約690万人、予備軍も合わせると約1,370万人と推計されています。
また、40歳以上の日本人における2型糖尿病の有病率は約10%、10人に1人は糖尿病とい われています。日本の糖尿病患者数は1997年には690万人。
その後年間約30万人が増加し、2010年には1080万人になると予測されています。

●糖尿病で歯周病の場合にはどうしたらよいのでしょうか?
歯周病が初期の段階で発見された揚合には、病変の進行を停止させ、健康な状態に戻す ための治療が行われます。
もし糖尿病がきちんとコントロールされている場合には、歯周病の治療は健常者に対す るものと全く同じです。

初期の段階であれば、スケーリングとルートプレーニングを中心とする治療が行われま す。
これは歯面や歯周ポケットの内部深くに付着しているプラーク(バイオフィルム)を機 械的に丁寧に取り除いて、歯面を滑沢にする操作です。
病状が進行している場合には、外科的に歯肉の部分を開いて、歯根の表面からプラーク 、歯石を取り除きます。
外科的な処置をする場合には、糖尿病患者では、朝の時間のアポイントメントを取るよ うにしてください。

これは、いつもと同じ朝食をとり、血糖値の安定している時間に治療を受けて欲しいと いう事です。
糖尿病のコントロールが不十分なままで、歯周治療をしても、その予後は不良で治りに くいことを理解してください。

其の上にタバコを吸っていると、さらに治療成績は悪くなります。
繰り返しますが、糖尿病患者の治療は、内科医と歯科 医との共同作業が大切なのです。

知覚過敏のお話

6月は食育月間です。(もうすぐ7月ですが ・・)歯が丈夫でないとおいしいものも食べられません。

歯が丈夫で何で もおいしくいただける、こんな幸せなことはありません。

さて、今回は知覚過敏のお話です。

しみるというのは、歯が教えてくれている危険のサインです。

これを見逃さず 、軽いうちに対処すると、長くご自身の歯でおいしく楽しい生活が送れます。

歯がしみたり、 痛みのある原因は何なのか?

現在、考えられ る原因は大きくわけて2

1)エナメル質の損失  

エナメル質の損 失の原因もいくつかあり  

@不適切なブラ ッシング  

A歯の侵食、磨 耗(例えば酸性食品の頻繁な摂取など)  

B歯ぎしりや食 いしばりなど咬合力による負担  

C細菌性プラー ク

 

2)歯根部の露 出

原因により対応・処置が変わりますので、検査&カウンセ リングしながら原因を見つけて、改善しましょう!

【いったいどこがしみているのでしょう?】

知覚過敏は、正式には象牙質知覚過敏と呼ばれます。

歯は、下図のように頭の部分はエナメル質という非常の固い素材に覆わ れ、中は象牙質、そして神経(歯髄)が通っています。ところが根の表面にはエナメル質がない ため、根がハグキから露出すると象牙質に様々な刺激が直接伝わり、それが歯の神経まで届いて しみるのです。

象牙質には、無 数の小さな穴があいており、これ(象牙細管)が刺激の伝達に関わっています。 知覚過敏.gif

 

【しみなくなる ために!】

知覚過敏の治療は、原因をできるだけなくして刺激を伝えにくくするこ とです。

軽症から重症まで、段階をおって治療法がいくつかあります。まずはご 自身でできる軽症対応の治療法から始めてみてください。

ただし、自己流 のハミガキやハミガキ剤選びが間違っている危険性がありますので、ぜひかかりつけの歯科医院 でアドバイスをうけてからお試しください。

なお、歯ぎしりやくいしばりがある方は、それが知覚過敏と関連してい るかを歯科医院で診てもらうとよいでしょう。

必要に応じて歯 ぎしり防止のナイトガードや、くいしばり防止トレーニングを併用します。

知覚過敏につい て詳しく知ろう!

http://hagashimiru.jp/3_1.html

このサイトは女 優の麻木久仁子さんが知覚過敏について詳しく聞いているサイトです。

知覚過敏の原因から状態、ケアの仕方まで掲載されています。

一度のぞいてみ るのもいいですよ。

知覚過敏かどうかのチェックも行えますのでぜひトライしてみてくださ い。

舌みがきでダイエットする?

歯磨きのついでに舌を磨く!!

舌を磨くことにより下記の効能が期待できます。

・バイ菌の数を減らす

・口臭の予防

・食事がおいしくなる

・ダイエットの効果

 

舌の表面には多くの細菌や着色素がついています。

これを取りのぞくことは、口の中をすっきりとさせ、口の中のバイ菌を減らすのに役立ちます。

一番口臭を発生させるのは舌の奥です。かといって奥は磨けないし、みんなが磨いている前のほうの舌表面は口臭発生にはあまり関係ない部分です

磨くことにより、味覚も鋭く、食事の味がよくわかるようになり、満足感→満腹感も得られやすくなります。(ダイエットにもなります。)

◇ 舌の磨き方

舌の表面を奥から手前へブラシでこすります。一方方向にブラシを動かすのがコツです。

力が入りすぎてはいけません。あくまで撫でるように、なるべく舌を傷つけないようにしなければいけません。また嘔吐があって舌を磨くことがなかなか難しい場合は、洗面台に向かって下を向き、息を吐きながら磨くと嘔吐の感覚が薄れます。舌の磨きすぎでかえって、傷ついてしまい口臭の原因にもなりますのであくまでも「やさしく!」が基本です。

ダイエット効果を期待

食前に舌みがきをやります。食事の時は一回にお口に運ぶ量を少なくして、よく噛み時間をかけて食事をすると、血糖値が徐々に上がって、脳がもうお腹が一杯ですよという指令を出します。

一方、がつがつ早く食べてしまうと血糖値が上がる前にどんどんお腹に詰め込んでしまうことになります。味がよくわかるようになり、同時によく味わうことで少しの量で満腹感が得られます。

タバコ1箱500円ならどうしますか?

製薬会社のファイザー(東京)がインターネットの調査結果を発表しました。

全国47都道府県で4月に男女各100人、計9400人の喫煙者に尋ねた結果です。

 

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喫煙者の過半は、今一箱300円前後のたばこが500円まで値上がりすれば禁煙するつもり。

7割の人が過去に禁煙を試みたことはあるが、成功していない。

8割は禁煙意識の高まりで、「たばこを吸いづらくなった。」といい、4割は「すぐにでも禁煙したい」と答えた。回答を基に判断すると7割以上がニコチン依存症とみられたが、禁煙治療の経験者はわずか2%。医療関係者に禁煙を相談したことがある人も6%。

禁煙治療に保険が利くと知っている喫煙者は約2割しかいなかった。

喫煙をしていると歯科治療にはマイナス要因しかありません。5月31日は「世界禁煙デー」です。

 

からだチェック!

新しいスタートを切る季節です。といってもゴールデンウィークも過ぎてしまいました。五月病と言われる病はこのあたりからでしょうか?心身とも健やかに過ごしたいものです。
ここでからだチェックをしてみてはいかがでしょう?

人とコミュニケーションを図るには会話も大事です。お口の臭いが気になる方、禁煙に取り組んでいる方、チェックしてみてください。

ここカラダ(医療の総合サイト)
http://www.cocokarada.jp/index.html

ニコチン依存度チェック
http://www.cocokarada.jp/condition/nicotine_check/index.html

歯周病チェック
http://www.cocokarada.jp/condition/shishubyo_check/index.html

口臭チェック
http://www.cocokarada.jp/condition/breath_check/index.html

歯科人間ドック

メタボリック.gif「歯科人間ドック」が広がっています。
おりしも今月から40-74歳を対象にした特定健診制度が導入され、腹囲、血圧、コレステロール値などからメタボリック症候群の該当者や予備軍を割り出し、健保組合などが指導することが義務付けられました。
このようにあらかじめリスクを取り除くことで、国民全体が健康になれば医療費が軽減されるというのです。成人男性の2人に1人の割合で該当するようですが、最近のコンビニのお弁当もローカロリーのものが並んでいます。

歯科の世界でも歯科人間ドックが広がってきました。虫歯や歯周病を生活習慣病の一つととらえ口腔内の病気予防に役立てるのがこのドックの狙いです。
歯科ドックの主なメニュー

  • 虫歯と歯周病の詳しい検査
  • 唾液検査(虫歯リスクの判定)
  • 潜血反応(歯周病による出血)
  • 口臭測定
  • 口の粘膜の視触疹
  • 咬み合わせ、開口量測定
  • 口全体のX線写真(かくれた虫歯の発見など)

※ ドックの内容は歯科医院によって多少の違いがあります。

歯科検診は、虫歯や歯周病を見つけるのが主な目的です。日常に潜んでいるお口の病気のリスクをあらかじめ自覚し、生活改善で原因から取り除き、予防につなげるのが歯科人間ドックの大きな役割です。

入れ歯の快適度チェックリスト

あなたの入れ歯は口にぴったり合っていますか?

 

  • 笑ったとき、話をする時上の入れ歯が落ちたり緩んだりする。
  • 入れ歯で舌やほおの内側を噛んで傷つけることがある。
  • 口をあけた時や食事中に上の入れ歯が落ちる。
  • 物を噛む時奥歯より先に前歯があたる。
  • 口をあけると、下の入れ歯が浮いたり、緩んだりする。
  • 話しにくい、話をしている最中にカチカチ音がする。
  • 入れ歯をすると、下あごが前に突き出る。
  • 入れ歯の接着面や縁の部分に痛みがある。
  • 入れ歯をすると、よだれが多く出る。


入れ歯が合わないとトラブルが起こってきます。
”痛い”、”よく噛めない”、”発音しづらい”、”よくはずれる”このような入れ歯では毎日が楽しく元気に送ることができません。生活の質(QOL)も低下してしまいます。
入れ歯の咬み合わせも調べる必要があります。
両手の人差し指と中指の腹をこめかみに当てます。入れ歯を入れてグッと噛みしめたときにこめかみがふくらむのを感じるでしょうか?これがふくらまないようならば「咬み合わせが悪い」と判断できます。
上記のチェックリストでひとつでも該当する項目があれば要注意です。入れ歯の調整や作り変えが必要です。
すぐに歯科を受診してください。入れ歯を作ったら一生使えるというものではありません。よく噛むということは全身の健康を左右することにもなります。

喫煙か禁煙か

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タバコの花 

喫煙は歯周病にとっては治療のさまたげになり、得になることはない。歯周病の治療にあたっては患者さんには禁煙をお願いします。

医学的に効果が確認された方法や薬剤があります。これらを上手に利用しましょう。その一つに「ニコチンパッチ」があり、19995月から医師の処方箋薬として使用できるようになりました。貼り薬で、禁煙を困難にしている離脱症状を、ニコチンの補充により一時的に軽減し、禁煙を容易にします。また、ニコチン依存が強くない場合は、インターネットを利用した「禁煙マラソン」など様々な支援がありますので自分のライフスタイルにあった無理のない禁煙方法を見つけましょう。

禁煙をするためにはさまざまな方法がありますが、患者さんにあったもの、複数を併用して試すのも良いでしょう。 

未成年者の喫煙防止に成人を識別するための専用ICカード「タスポ(taspo)」が今月、宮崎と鹿児島県で先行導入されました。7月までに全国に導入予定。

ここで問題が・・・・

  • タスポを持っていても20歳以上である証拠にはならない。
  • ひとりが複数のカードを発行できる。
(タスポの発行時に名前の欄にふりがなを重視する。ふりがなを違えて同じ人が2枚もてることになる。)
  • 非喫煙者であっても発行できる。ゆえにカードを売買の対象として考えることもできる。

などいろいろと考えられる。これからのタスポの動向が気になるところである。 

成人識別ICカード 「taspo(タスポ)」 公式サイト

http://www.taspo.jp/

乳歯の幹細胞から歯を支える骨 名古屋大が犬で成功!

歯を支える骨

子犬の乳歯からとった「歯髄幹細胞」を使って親犬の歯を支える骨を新たに形成することに、名古屋大の上田実教授(口腔(こうくう)外科学)らのチームが成功した。

歯槽膿漏(しそうのうろう)や、様々な骨の病気の治療に応用が期待されるという。

13日から名古屋市で開かれる日本再生医療学会で発表する。

9日の情報によると上記のような報告が出されました。

骨粗鬆症にならないために

骨粗鬆症とは、カルシウム不足から骨の密度が減少し、長年の生活習慣などにより骨がスカスカになって弱くなる病気です。現在、日本では約500万人もの骨粗しょう症の患者さんがいるとされています。

骨粗鬆症は起こる前に予防したい病気です。骨粗鬆症は特に閉経後女性に顕著に見られる疾病です。多くの骨粗鬆症は、はっきりした病気がなく、閉経や加齢による生理的な骨量の減少が何らかの原因でひどくなったもので原発性骨粗鬆症といいます。女性は閉経後に急激に骨量が減るため50歳すぎから、男性は80歳ごろから急に骨粗鬆症になる頻度が増えます。

せっかく作った入れ歯がすぐにあわなくなるといった場合もあります。特に女性の場合入れ歯の寿命が短いのです。

 骨は固いので、一度つくられると変化しないようにみえますが、実際は絶えず活発な新陳代謝をしています。

身体の細胞と同じで、丈夫でしなやかな骨を保つためには、古い骨を壊し、たえず新しい骨に作り変える必要があるのです。これを骨代謝といいます。ところが、骨のもとになるカルシウムの摂取が不足したり、身体が老化して骨をつくるためのホルモンが不足してくると、骨をつくる量よりも骨をこわす量のほうが多くなります。

こうして骨からカルシウムが徐々に減り、骨がスカスカになっていきます。こうなると骨折しやすくなり、ほんの少し転んだだけで大変なことになります。

日頃から予防に努め生活の質を高め元気な老後を過ごしたいものです。

 <骨粗鬆症を予防するには>

骨粗鬆症を予防し、骨を強くするための三原則は、食事・運動・日光浴です。

[食事]

魚貝.GIFカルシウムを多くとるように心がけましょう。カルシウムは大豆製品や乳製品、小魚、海草、緑黄野菜などに多く含まれています。カルシウムは吸収されにくい栄養素ですが、良質のたんぱく質やビタミンDを多く含む食品といっしょにとると、吸収がよくなります。 カルシウムは1日600ミリグラム、できれば800ミリグラム摂取したいものです。

※ビタミンDが多く含まれる食品→肝油、魚、卵黄、しいたけ、酵母、緑茶など。

[運動]

骨には荷重がかかっていることが必要です。適度な運動で骨が刺激されると、体内に入ったカルシウムが有効に使われ、骨量が増えることがわかっています。骨を強くするための運動は、重量挙げのような負荷の大きい運動ほど有効ですが、ふつうは散歩やゲートボールなどの趣味の範囲で楽しみながら続けることです。

30分程度の散歩を続けることによって、骨といっしょに身体を支えている筋肉も強くなり、身のこなしがよくなりますので、転倒による骨折の防止もできます。

[日光浴]

カルシウムの吸収に欠かせないビタミンDは、人間の皮膚が日光の紫外線を浴びることでつくられます。ですから日光浴は骨粗鬆症の予防にとって大切です。夏なら木陰で30分、冬なら手や顔に1時間程度の日光浴で十分です。

外に出る習慣を作るとよいでしょう。ガラスは紫外線をあまり通さないため、窓越しの日光浴ではあまり効果はありません。

お口の大敵-歯周病

歯周病の主な症状

歯周病初期は歯肉炎とも言います。歯を磨く時、歯肉から血が出て、さらに症状が進むと、歯根と歯肉の間の溝が深くなり、歯周嚢袋が形成され、歯肉の炎症がひどくなり、歯槽骨の破壊に至ります。

そうなると、膿、口臭、歯が揺れるなどの状態となり、その状態を歯周病といいます。早急に治療しないと、歯の脱落となってしまいます。

ほとんど痛みを感じないため、歯周病患者は通常気づかないうち、いろんな影響が出てしまいます。

成人の80%は歯周病と言われています。 

歯周病が人体にもたらす弊害>

○口臭

○歯が抜ける

○視覚上の問題(歯が長くなったり、移動したりする)

○内臓病気の引き起こし 

治療後も、口腔衛生の良い習慣を続けなければなりません。定期的に歯科医院で検査をしてもらいましょう。歯が残っていないと長生きはできません。

以下のグラフは45歳以上で20本歯が残っている人の割合です。

(厚生労働省・平成17年調べ)

20歯以上の現在歯を有する者の割合.gif

インプラントの寿命はどのくらい?

インプラント自体は材質的にいうと、半永久的なものです。製品が向上し、医学の進歩により、手術の成功率は 100%に近い水準に達していますが、何年もつかと正確には言えません。

手入れの具合によりその寿命は決定されます。自分自身のメンテナンスは、もちろんのこと定期的に検診を受けることをお勧めします。
技術的な問題によるインプラントの失敗は通常1年以内に起こることが多いようです。

医院で行う定期検診には必ず起こしいただき、お口の状態のチェックと正しいブラッシング方法を丁寧に指導します。

歯科医院・医師の選び方

経験豊かで、知識もあり、技術も高く、治療にまじめに取り組んでいる歯科医師をどのように探せばいいのでしょうか。

専門分野を極めて診療されている先生もたくおられますので、一般的に!という考えで解釈していただければと思います。ご自分の周りの方に聞いて回るのもよいでしょう。

一般に重要だと考えるチェック・ポイントは次に挙げる8項目で、それほど厳しい条件だとは思いません。

医療従事者として、歯科医師として当然のことがほとんどです。

ただし、診療所のスペースなど物理的な問題で8カ条すべてをクリアできない歯科医院もあるかもしれません。しかし、治療に当たる姿勢がしっかりしていれば、実現できることがほとんどではないでしょうか。

そういった意味でこの8項目を参考に、患者様自身の目でチェックして、信頼のおける歯科医師や歯科医院を探すことをおすすめします。 

 

 

1.歯磨きの指導や歯石の除去など歯槽膿漏対策に熱心

2.インフォームドコンセントがなされている

3.衛生管理が行き届いている

4.担当ドクターが変わらない

5.アフターケアがしっかりしている

6.1回当たりの診療時間を長く、治療期間は短くしている

7.高額治療を無理強いしたり、領収書を出さないところは×

8.スタッフの患者様への配慮が行き届いているか

インプラントの費用はどのくらいかかる?

インプラント治療は保険治療に含まれずにすべて自費治療になります。治療費用も、手術前の診断から骨の再生、インプラント埋入、人工歯製作など、さまざまな工程があり、費用を考えるときはトータルでいくらかが問題になります。

また、患者さんの口腔内や顎の骨の状態によっても変わります。使用するインプラントの種類によっても費用が異なります。事前に担当の医師から充分な説明を受けておくことが大切です。

歯科医院により異なりますが、一般的に1本のインプラント埋入にかかる費用はだいたい35万円〜80万円前後。このほかにも人工歯やアバッドメント(土台)、手術の費用がかかってきます。費用に多少の差があるからといって、それだけで歯科医院を選択するは考えものです。ここ近年で急速に普及してきたインプラントの場合、歯科医院によって技術の差もまちまちです。

これまでに多くの症例数のある医院と、インプラント治療を始めたばかりのところでは、技術・経験・知識など、どれをとっても差があるのは当然のことです。

特にインプラントの場合、顎の骨の状況や噛み合せの良し悪し、残存歯の歯槽骨の状態など、すべてを考慮し的確に総合診断できる能力が求められます。

そういった意味でも、患者さん自身が積極的に情報収集して、医師のキャリアや費用、設備など、さまざまな側面から歯科医院を選ぶ必要があります。

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歯科医院の専門職スタッフ −知識と技術でサポート−

 急に歯がうずきだして、かかりつけの歯科医院へ。 「痛くないかな…」不安を胸に受診される方も多いはずです。
緊張を和らげるように柔和な笑顔で迎える歯科医院のスタッフ達にもいくつかの職種があるのをご存知ですか?
 そう、歯科衛生士、歯科技工士、歯科助手です。
 これらデンタル・スタッフの仕事をご紹介します。

 『インフォームド・コンセント(十分な説明と同意)』という言葉を知っていますね。病状や治療内容を理解、納得して治療を受けていただくために、歯科医師の説明を時にはおぎない、時には理解しやすい言葉にかえてコミュニケーションを円滑にするのは歯科衛生士、歯科助手などデンタル・スタッフの大切な仕事です。
 一般的な歯科治療の進め方は、痛む所があれば応急処置を済ませ、次に通常は、歯の周囲組織の状態を改善するための歯周基本(初期)治療をおこないます。歯石が付着し、歯肉が炎症を起こした不潔な状態では、どんなに上手に冠をかぶせても長持ちしません。成人の7割以上がかかっている歯周病の治療には、スケーリング(歯石除去)や口腔衛生指導など歯科衛生士による歯周基本治療が欠かせません。歯科衛生士は口腔ケアの専門家なのです。

 歯周基本治療を済ませ、むし歯や歯根の治療を終えて、最終的に冠や入れ歯を入れてほとんどの処置は終了し、良い状態になります。しかしこの良い状態を永く保つためにはメインテナンスが必要です。定期的に受診して専門的な検査を受け、問題点の早期発見、早期治療を受けることが大切です。このメインテナンスにおいても歯科衛生士が活躍します。歯科衛生士は歯科医師の診療介助だけではなく、歯科治療前の口腔内衛生状態の改善と、治療後のメインテナンスという非常に重要な役割を担います。最近では、在宅や施設入居の寝たきり老人に対して、歯科衛生士による訪問口腔衛生指導も行われるようになってきています。

 みなさんのお口の中にも詰め物やかぶせものが入っている方がいらっしゃると思いますが、これらを作るのが歯科技工士です。歯科医師が歯を削り、型をとります。歯科技工士は模型上でプラスチック、セラミックス、金属などの無機物を使い、一人ひとりの患者さんに合わせた歯の機能を与えたり、見栄えを良くしたりして「人工臓器」に仕上げます。機能的にも審美的にも充分に満足して使っていただける『人工臓器』に仕上げるためには、歯科医師と歯科技工士の緊密な連携が必須です。歯科医師が患者さんの口腔内情報を正確に歯科技工士に伝え、歯科技工士が精密、高度な技術を駆使して、快適に使えるかぶせ物や入れ歯が出来上がるのです。

最近、歯科衛生士の修業年限を従来の2年から3年への延長が検討され、すでに実施されているところもあります。それだけ多くの専門知識の習得と充分な実地訓練が必要で、今後ますます活躍が期待される重要な専門職なのです。

治療(Cure)から予防(Care)へ変遷する時代に対応して、歯科医療の現場ではこのように高度な専門知識、技能を習得したデンタル・スタッフによりチーム医療が組まれているのです。

  
(平成14年4月22日 愛媛新聞 生活欄16面 「いろ歯にほへと」 掲載)

インプラント---どのくらい硬いものを噛めるの?

インプラントの最大の目的は噛むことです。もちろん、見た目の回復もできますし、それが目的の方もおられますが、何といってもインプラントの最大の目的、魅力、醍醐味は噛めることです。それでは、ほんとに噛めるのかということになります。インプラントはほとんど何でも噛めます。それは、インプラントが骨とくっつく様式のおかげです。インプラントは骨の中に埋め込んでから、24ヶ月で骨と完全にくっつきます。インプラントの周りをご自身の骨が完全に取り囲んでしまって、インプラントはがちがちに固定され、全く動かなくなります。そのがちがちに固定されて、びくともしないインプラントを土台にして、その上に人工の歯をかぶせるわけですから、何でも噛めます。従来の入れ歯やブリッジとは違って、健康な歯を削る必要もなく、固定性であるため、ガタついたりせず、自分の歯と同じように“食べる・話すことが出来るようになります。入れ歯ですと歯がカタカタと動き、活舌が悪いこともありますね。

インプラントって何?

インプラントした歯.jpgインプラントという歯科治療法が日本に導入され20年あまり。最近では一般の方にも知られるようになりました。インプラントというのは英語で「implant」、しっかり差し込むという意味です。医学用語では移植するという意味があり、歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことです。

インプラントは、歯の抜けた所に、人工の歯根を植え、しっかりと顎(あご)の骨と固定した後、その上に人工の歯を装着する方法です。入れ歯は天然の歯のように、歯を支える骨と結合しているわけではありません。天然の歯の場合は、歯根と呼ばれる歯の根にあたる部分が、歯を支える骨としっかり結合しています。入れ歯は支えの歯が抜けたので、その隣の歯を支えにして、またその支えの歯にもダメージが加わり、という悪循環を繰り返すうちに、健康だった歯まで、失っていくことになります。ご自分の骨や歯、健康状況など。「歯がなくなったらどうしよう!?物がおいしく食べられなくなったらどうしよう?」と真剣に考えたことはありませんか。若くて健康で歯も丈夫な時には考えられないかもしれません。足腰が弱り、どこへも出掛かけられず、楽しみは食べること。食べる楽しみもうばわれたらどうするか。噛めることは長生きの条件のひとつです。

100歳の双子で有名になった「きんさんとぎんさん」を覚えているでしょうか。同じ双子でも歯が少しでも残っていたぎんさん のほうが長生きでしたね。健康に老いるためには“歯が大切”ということに、みなさん気がつき始めました。“自分の歯で食べられる”ことが健康を維持し、生きる意欲にもつながることを理解してきたのです。自分の歯で食べることがいかに重要であるか、天然の歯に一番近い治療法がインプラントです。(他に歯の移植もあります。)

「歯の銀行」をご存知ですか?

歯の再生工場

「精子バンク」「卵子バンク」を聞いたことがある人はたくさんいると思います。
矯正治療で抜いた歯を別の歯が抜けた場合に備えて凍結保存しておく「歯の銀行」。
ティースバンク(歯の銀行)をご存知でしょうか。
「患者さん自身の歯を即時移植したり、治療再植(同じ患者の口の中での歯の引越し)などの施術は10年以上前か

ら行われていましたが、抜歯した歯を保存する方法がこれまでなかったのです。
「歯の銀行」は、何らかの理由で抜かれる歯を、将来自分のために保存しておくシステムです。
親知らずはその格好の対象になります。

広島大発のベンチャー企業[スリーブラケッツ](http://www.teethbank.jp/
は提携歯科が抜いた歯を、患者の希望に応じて凍結保存しています。
過去に抜いた歯を預けることはできませんし、他人への移植はできません。
理由は、未知の病気を感染させる可能性があるからです。
厚生労働省医薬食品局管理審査課より他人への歯の転用は禁止されています。
移植歯牙は薬事法上、生物製剤に分類され、他人への歯の移植は薬事法違反です。
保存期間は最長40年、保管料などが必要です。

広島大学病院移植症例 http://home.hiroshima-u.ac.jp/orthod/transplant.html
日経BP社記事 http://innovation.nikkeibp.co.jp/etb/20060201-01.html

 

歯とスポーツの新たな関係−3

◆マウスガードの正しい使い方
1.最初の調整が肝心
痛いところはないか、かみ具合は正しいかなど、最初にしっかり調整しましょう。遠慮なく希望を聞いてもらいましょう。
2.不必要にかみしめない
強くかみしめすぎると、体の柔軟性に悪影響を及ぼします。
3.保管と交換時期
水で十分洗い流したあと、ケースに入れて保管しましょう。高温の湯を使用しない。交換は、半年から1年くらいが望ましいでしょう。変形の原因となります。当然の事ですが、破損したらすぐ交換です。
4.トラブルが出たら
マウスガード使用時にかむと痛みを感じる、歯ぐきが痛い、しゃべりにくい、違和感や吐き気がする、息がしにくい、口を開けると落ちてくる、あごがだるいなどの症状が出た場合は、すぐ歯科医院で調整したほうがよいでしょう。 →続きを読む

歯とスポーツの新たな関係−2

マウスガードは、スポーツなどで口に入れ噛むことで外部の衝撃から、口腔内を守ったり、脳などへの衝撃を和らげる働きをするものです。かつては、マウスピースとも呼ばれていました。マウスガードは、弾力性のあるやわらかい材料からできており、外形はU字形をしており通常は上顎に装着します。ボクシングやアメリカンフットボールでは装着が義務化されており、激しいスポーツであるほど、効果を発揮します。最近では、マウスガードの装着がより身近になってきており、運動能力の向上や、体の生理的なブレを抑える働きがあることがわかってきています。マウスガード装着による安心感が及ぼす効果も期待できます。 →続きを読む

歯とスポーツの新たな関係

歯科イラスト2.gif皆さんは「スポーツ歯学」という言葉をご存知でしょうか?スポーツ歯学とは、簡単に言ってスポーツ医学の歯科分野です。スポーツに起因する歯科的な外傷の治療、予防などのほか、スポーツ・パフォーマンスを最大限に発揮できるよう歯科的にお手伝いをすることも含みます。さらに、歯科治療で与える薬にドーピング検査の対象となる成分を含まないように配慮したりすることもあります。これらすべてをひっくるめて「スポーツ歯学」と呼びます。

マニアックなトレーニングジムでは、時々口にマウスガードを装着して筋力トレーニングを行っているトレーニーを見かける事があります。また、ウェイトリフティングなどのパワー系競技でもマウスガードを使っている選手が存在するようです。さて、マウスガードにはどんな効果があるのでしょうか?


歯は食いしばるべき?
「大きな筋力を発揮するには歯を食いしばる必要がある。その時に歯を保護するためにマウスピースを使うのだろう。」と考える人が大半かと思います。しかし、それは必ずしも正解ではありません。スポーツや筋力トレーニングで大きな力を発揮している一流アスリートを調査してみても、多くの場合は強く歯をかみ合わせているという事が無く、中には筋力を発揮している瞬間に口を少し空けた状態であることも多いのだそうです。たとえば、プロ野球の王貞治氏は現役時代、素振りの練習でも食いしばっていたため、歯が磨り減ってぼろぼろになってしまったというエピソードが残っています。

ですが、同時期に活躍した長嶋茂雄氏などは、打つ瞬間に口を開けていたことが、残された多くの報道写真から明らかです。もっとも選手ごとに個人差もあり、人によっては歯をある程度強く噛むことで力を発揮できる場合もあるようですが、現代のスポーツ歯学においては「力を発揮する時には顎や首を含めた体の軸となる部分が適切な位置に固定される事」が重要視されています。
歯を食いしばらなくても力が発揮できるのなら、特に意識して歯を食いしばる必要は無いと考える事が出来るでしょう。
次回はマウスガードの必要性についてです。

むし歯は口の中でこうして生まれる

歯を失う原因の第1に、むし歯があげられます。48%がむし歯、42%が歯周病(歯槽膿漏)その他、10というデータがあります。このむし歯はどうやってつくられるのでしょうか?歯の表面は、エナメル質という人間の体の中でもっとも硬い組織でおおわれています。エナメル質が歯そのものをしっかり守っているのです。そのエナメル質を唾液が常におおっています。

ところが、むし歯の原因菌でもあるミュータンス菌がたくさん口の中にいると、その菌がエナメル質にとりついて、食べ物の中に含まれている砂糖をえさにして、乳酸や酢酸を作り出し、その酸のせいでむし歯が作られているのです。

ミュータンス菌が砂糖と出会うとグルコシルトランスフェラーゼ(GTF)という酵素を分泌して、ねばねばしてくっつきやすい粘着力の強いグルカンというものを作り出します。このグルカンが歯の表面にべったり張り付いて、そこにいろいろな菌が集まってきます。歯垢(デンタルプラーク)と呼ばれるものです。歯垢は食べ物のカスのように見えますが、すでに細菌の集団なのです。最初のうちは歯ブラシでこすれば取れますが、しだいに厚みを増し、その中で菌が増殖して、膜を作っていきます。

これが「バイオフィルム」です。このバイオフィルムにおおわれた菌はミュータンス菌が出す強い酸によって溶かされて、むし歯ができていくのです。プラークを作らない、バイオフィルムをつくらせない、これがむし歯の本格的な治療であり、予防なのです。歯周病も細菌によって起こりますが、その細菌もバイオフィルムの中にいるのです。

唾液はお口の中のお助けマン

食べ物を細かくして、消化器官に送り込むのが、歯の働きのひとつですが、唾液はその助けになります。唾液の働きはそればかりではありません。あなたのお口の中で唾液はどのくらいでているでしょうか。


<唾液の主な働き>
◆ 洗浄作用
唾液には歯の表面を洗い流す作用があります。擦り傷を作ってしまって、「そんなの舐めておけば治るよ。」などと言われたことはありませんか?


◆ 保護と修繕作用
唾液には、カルシウム、リン酸、フッ素イオンなどが含まれていて、歯のエナメル質を修復する再石灰化を促します。


◆ 緩衝作用(中和する働き)
唾液には、重炭酸が含まれていて、細菌などによって作り出された酸を中和して、中性に戻す働きがあります。歯の表面が唾液に触れている間は、むし歯の原因となる酸が中和され、むし歯にならずにすみます。

これ以外にも抗菌作用や、消化を助ける、発音や会話をスムーズにするといった働きもあります。
唾液を増やすには、なんといっても噛むことです。一口30回噛みましょう。硬いものを噛めばいいのではなく、噛む回数を増やすことです。ダイエットにもなります。
甘いものを食べると口の中は酸性に傾きます。砂糖をとらないようにすることも、唾液の質を高めるうえで重要です。